2019-01-01から1年間の記事一覧
私は今の医療資源のまま救急搬送が無料であることは困難だと思っています。そのため 「所得・小児・高齢・重症に配慮しつつ有料化が良いと考えています。」 「救急救命士がアセスメントの後に自力での来院を促すことを可能にすることも検討すべき、と考えて…
以前、こんな場面がありました。 私が駆け付けると80歳の女性が救急搬送で到着したばかりでした。老人ホームで朝ごはんを食べた後に失神したとのこと。同僚の田中さんが、バイタルサインを測り、モニターを着け、静脈路確保、採血、心電図、心エコーをてきぱ…
今ちょうど仕事が大事なときなのに、なんだかだるい。朝起きると頭ものども痛い。鼻水もでてきた。う~。残念、やはり風邪を引いてしまったか……。でも今日は火曜日。木曜日にはとても大事なプレゼンがある。その前に病院に行くべきなのか? 忙しい日々の生活…
朝6時に目覚ましが鳴る。眠い目をこすって疲れのたまった重い体を引きずり、顔を洗って着替える。カレンダーを見ながら「今日は当直だ…」とどよーん。冷凍食品のチャーハンと餃子を温めてかきこみ、午前7時に出勤。到着するなり前日の夜に使われた薬のオーダ…
2015年に大阪府高石市の病院で当直を務めていた非常勤医師がアナフィラキシーの治療で適正量の2倍を超えるアドレナリンを点滴静注で投与した結果、患者さんが亡くなってしまったという報道が今月初旬にありました。救急対応をある程度は経験した医師からする…
ーーエムスリーの連載から部分的に転載ですーー 私が2006年に渡米して2年目の冬、ミネソタ州メイヨ―クリニックにいた頃でした。日曜日の朝、当直明けでくたくたな状態のままコーヒーショップでエスプレッソを注文して待っていると、「私が注文したのは〇〇ラ…
ーーエムスリーの連載から部分的に転載ですーー 研修医の行動を見ていて「患者さんを診ている時間より、自分のノートパソコンやスマートフォンの画面を見ている時間の方が長いんじゃないか!?」と感じ、思わず「そんなんじゃダメだ!」と指摘したという経験…
コンサルトについてエムスリーに記事を書きました。以下一部貼り付けます。 ^^ ーー 私は、指導医セミナーを年2度開催しており、そこでよく参加してくださった指導医の先生方に 「コンサルトは短い方が良いか?長い方が良いか?」 と聞いています。圧倒的…
みなさま 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 2019年は2020年のオリンピックかつ成田の医学部附属病院の開院にむけて大事な年になるので、大事に一歩一歩進んでいければと思います。 今年も変わらず ◆救急体制◆人材育成◆ヘルスリテラシーをキーワードに…