2023年の個人的の部分は下記のように考えています。 コラボレーションや対話からチームやネットワークを作り出す。それによって危機管理に臨む集合知を産み出す。そんな活動を^^ 扱いにくいところのある僕ですが、 コラボレーションのお声がけお待ちしてお…
「お義姉さん。ごめんなさい。」 涙を流しながら患者さんは謝った。 医療面: Aさんは失神で運ばれた特に持病のない19歳の女性だ。救急外来に失神で運ばれる若い女性は多い。失神は心臓の不整脈であったり、胃潰瘍の出血からだったり、くも膜下出血の頭痛と…
2021年は部門として大きく成長できました。 ◯診療面 4名の素晴らしい専攻医を迎え、文部教官も1人増えて医師10名体制の部門になることができました。そして、この体制の中コロナ対応にも、院内での診療、DMAT関連での多岐に渡る応援など取り組むことができま…
2021年を振り返ろうと思い、昨年のSNS投稿を見ていました。予想通り、年末年始はコロナ対応、その後も第四波、第五波などがありコロナについてずっと考えて取り組んでいた一年だったと思います。 2022年についてはどうやってコロナ禍から卒業していけるか?…
設定: 公開 序文書いてます。。。 研修医時代の思い出でもっとも鮮明なものは当直での思い出です。同期の福島先生と一緒にくも膜下出血や外傷の患者さんの対応したこと、後藤先生と一緒に一晩に4件の心肺停止の患者さんの対応をしたことを今でも覚えています…
年末年始は日々の業務でゆとりがありませんでした。ただ1年の初めに目標を書いてそれを実行していくことはやはり大事だと思うので書いてみます。 2021年度は「発展」「開発」「コラボ」で頑張ります。 ●臨床面 救急医学部門として ー専門医が1名増員(計6名…
飲食店での個々の行動を批判するよりも具体的なガイドラインの提供が良いと思います 我々は香港やシンガポールから学べます ●以下下記リンクより抜粋です www.info.gov.hk 方向性1 - ケータリング事業 関連する要件には以下が含まれます。 (a) 飲食物が売ら…
CDCの以下のリンクを翻訳しています。 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/guidance-risk-assesment-hcp.html 改善していくので(ただ原文から離れた内容にできないのでいわゆる直訳感は強く残ります)ぜひご意見くださいませ。 III. 2019-nCoV…
CDCの以下のリンクを翻訳しています。 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/guidance-risk-assesment-hcp.html 改善していくので(ただ原文から離れた内容にできないのでいわゆる直訳感は強く残ります)ぜひご意見くださいませ。 II.曝露リスク…
CDCの以下のリンクを翻訳しています。 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/guidance-risk-assesment-hcp.html 改善していくので(ただ原文から離れた内容にできないのでいわゆる直訳感は強く残ります)ぜひご意見くださいませ。 背景CDCは、中国…
〇臨床面 やはり医学部附属病院救急部門立ち上げですね。専門医5名、NP3名、救命士2名の10名体制と恵まれた体制でしっかりとした救急診療を立ち上げたいと思います。病院幹部も外科系も内科系も信頼し合える素晴らしい大学病院なのでとっても楽しみです。 〇…
私は今の医療資源のまま救急搬送が無料であることは困難だと思っています。そのため 「所得・小児・高齢・重症に配慮しつつ有料化が良いと考えています。」 「救急救命士がアセスメントの後に自力での来院を促すことを可能にすることも検討すべき、と考えて…
以前、こんな場面がありました。 私が駆け付けると80歳の女性が救急搬送で到着したばかりでした。老人ホームで朝ごはんを食べた後に失神したとのこと。同僚の田中さんが、バイタルサインを測り、モニターを着け、静脈路確保、採血、心電図、心エコーをてきぱ…
今ちょうど仕事が大事なときなのに、なんだかだるい。朝起きると頭ものども痛い。鼻水もでてきた。う~。残念、やはり風邪を引いてしまったか……。でも今日は火曜日。木曜日にはとても大事なプレゼンがある。その前に病院に行くべきなのか? 忙しい日々の生活…
朝6時に目覚ましが鳴る。眠い目をこすって疲れのたまった重い体を引きずり、顔を洗って着替える。カレンダーを見ながら「今日は当直だ…」とどよーん。冷凍食品のチャーハンと餃子を温めてかきこみ、午前7時に出勤。到着するなり前日の夜に使われた薬のオーダ…
2015年に大阪府高石市の病院で当直を務めていた非常勤医師がアナフィラキシーの治療で適正量の2倍を超えるアドレナリンを点滴静注で投与した結果、患者さんが亡くなってしまったという報道が今月初旬にありました。救急対応をある程度は経験した医師からする…
ーーエムスリーの連載から部分的に転載ですーー 私が2006年に渡米して2年目の冬、ミネソタ州メイヨ―クリニックにいた頃でした。日曜日の朝、当直明けでくたくたな状態のままコーヒーショップでエスプレッソを注文して待っていると、「私が注文したのは〇〇ラ…
ーーエムスリーの連載から部分的に転載ですーー 研修医の行動を見ていて「患者さんを診ている時間より、自分のノートパソコンやスマートフォンの画面を見ている時間の方が長いんじゃないか!?」と感じ、思わず「そんなんじゃダメだ!」と指摘したという経験…
コンサルトについてエムスリーに記事を書きました。以下一部貼り付けます。 ^^ ーー 私は、指導医セミナーを年2度開催しており、そこでよく参加してくださった指導医の先生方に 「コンサルトは短い方が良いか?長い方が良いか?」 と聞いています。圧倒的…
みなさま 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 2019年は2020年のオリンピックかつ成田の医学部附属病院の開院にむけて大事な年になるので、大事に一歩一歩進んでいければと思います。 今年も変わらず ◆救急体制◆人材育成◆ヘルスリテラシーをキーワードに…
医療プレミアの連載記事からの抜粋です ーー ◆あなたの「適量」はどのくらい? さて、お酒の種類はいろいろありますが、それぞれのお酒「1杯」には、15~18ml程度のエタノール(アルコール)が含まれます。 たとえば、ビール350mlには、アルコールが5%含ま…
夜勤の多い救急医の睡眠対策について以前書いたものです ^^ ーー 3つのポイント 日勤の合間に夜勤や当直が混じっている際には、生活ギャップを最小限にする必要があります。読者の中には、「徹夜が得意だ」と豪語される方もいると思います。しかし実際には…
最近でこそ「先生は怒ることがあるのか?」「温和である」「そんなに穏やかで本当に救急やっているの?」なんて言っていただけることが増えてきた私ですが、もともとの性格は短気で、家族からは今でもよく指摘されています。研修医の時は同期と口論になって…
救急医療においては ・どのような事態が起こるか予想が難しい ・患者の重症度が高い ・緊迫した場面 などの要素から、現場でのリーダーシップは非常に重要です。 では、医療の現場でリーダーシップを含めたチームワークのトレーニングが長らく行われていたか…
節度を守って大人らしくアルコール摂取をしたとしても、二日酔いになってしまうことはありますよね。二日酔いで苦しまずに済む方法ついても伝えします。 1)睡眠をしっかりとる 飲酒をすると入眠に効果があることは知られていますが、入眠後の睡眠の質は低下…
-エムスリー社より一部抜粋- ◆基本は電子カルテを使ったアラートシステム 日本の放射線科医の数は米国よりも相対的に少なく限られているため、一人当たりの読影件数は、かなり多くなってしまいます(参考1)。読影や治療にて多忙な中、放射線科医がタイムリ…
- 救急医としてのロールモデル Dr. Annie Sadosty Mayo Clinic Department of Emergency Medicine - 今回は私が体験したアメリカでの女性救急医の実際はどうだったかをご紹介したいと思います。 -毎日新聞医療プレミアより抜粋- □学会としての姿勢 アメリカ…
「難しいと思う。他の道を考えては?」 このように多くの友人、そして日本人・米国人の指導医にいわれたコネなしでの私の救急医学のレジデンシーへの挑戦は平坦な道ではありませんでした。しかし、計画的に挑めば決して不可能でないことを後輩の先生方に伝え…
「臨床は向いてないから研究者になったら?」 「救急医は向いていないからゆっくり患者と向き合える診療科にしたら?」 「(アメリカへの留学を相談すると)海の藻屑になるよ!」 私がキャリアの転機で先輩方から実際に頂いた言葉の一部です。このような厳し…